澤田先生がブログ内で書かれた文章をまとめて紹介します剣道の素晴らしさに触れる文章です


剣道は長い長いお付き合い

剣道は長い長いお付き合い。

剣道の楽しさは、子供の頃は上達が早く、先生や家族からお話が色々と聞ける事です。

昔、稽古に参加しなかった子供が、久しぶりの稽古で上達していました。
体力の向上により、剣道が上達したりする変化の多い時期です。
また、子供の頃等は、試合への出場による勝ち負けによる楽しさもあります。

過去には、子供と共に剣道を始めたお父さんがいます。(現在は、沖縄に在住)
私より年上でしたが、40歳程度からのスタートで5段まで上達しました。
指導は、子供とほぼ同じですが本人の努力だったと思います。

成人になりますと、稽古の中で振り下ろす、竹刀の一振りによる達成感と充実感がたまりません。
しかし、この瞬間は多く得られるものではありません。
なぜなら、相手も決して負けるまいと戦っています。

各先生方においても、一日の稽古で充実した一振りが一度あれば十分とのお話を聞いています。

年を重ねる毎に楽しさが増していきます。
絶えまない向上心と、稽古に現れる結果を楽しんでいます。

子供達の中で、将来剣道を続け、立派な剣士となり、私が立ち会える時を楽しみに稽古に励んでいます。



足の裏−1

剣道は、長い長いお付き合い。

では、どの様にすれば長いお付き合いになれるのでしょうか。
基本を覚える必要があります。

今日からは、剣道の基本についてのお話です。

人は、歩く事ができます。まず歩くとはどの様な動作によるものか。
右足を前に出します。その時の左足は、蹴りだしている思います。

子供達にも、まず右足を出す事と、良い着地。
次に、左右平行とした足。たえず右足を前にして進む(すり足)事を指導します。
剣道では、右足を前に出し、着地と同時に、竹刀が打突(面を打つ等)する事がポイントです。

では、改めて、右足を前に出すにはどの様にするのか。
一本の線の上を歩いてみます。
右足は、線上に出るとしましょう。では左足の裏のどの部分に力(体重が乗っているところ)が掛かっていますか。

多くは、親指の付け根とする人が多いと思います。

実際にお試しください。
@左足で立ち、蹴りだしてから右足を出して下さい。
A右足の着地点を直線上に有るか確認して下さい。
注意;決して線を見ないで自然に右足を出して下さい。

この結果が、線上をまっすぐである人とそうで無い人がいるはずです。

足の裏に掛かる体重をどの部分で支えるのか、これはいかに真っすぐに面が打てるかに掛かってきます。
基本では、相手と向かい合い、真っすぐに竹刀を振り上げ下ろす。
その時の体が真っすぐでなければなりません。

剣道の基本
真っすぐに前に出る。

マル秘T;私は、左足の小指あたりに体重を乗せています。
マル秘U;私の右足は、少し内側を向いています。
但し、T,Uは、努力が必要です。
まだまだ、前に出る技術がありますが、今日はこれまでとします。

ぜひ、一度歩いてみてください。実に難しいのが解ると思います。



足の裏−2

戦いとは、基本とは異なり前に出るのか、後ろか、横か変化に富みます。
その時は、基本の前後の足の裏には50/50の体重が乗っているのが良いことになります。

左に移動するには、右足に体重を乗せて蹴ります。
この左右への移動は、基本稽古で面を打たせる時に重要です。
実践での戦いにおいても、頭の移動で面を逃れるより大変美しい動きとなります。
後ろに下がる時は、右足を蹴ります。

基本の基本----前に打ち込む。
@この場合は、右足の体重が0となり、左足に全体重が乗り、蹴りだします。
 その右足は、前方に出て着地します。

Aでは、その直前左右の体重の比率は、60/40か70/30でいかがでしょうか。
Bその時の右足の親指は、地べたとどの様に向かい合っているでしょうか。
 ぜひ、実践でご確認願います。

@〜Bの動作が基本ではあるにしても、この技術はいつまでも何時までも続く、高等な技術と言えるでしょう。

昔、90/10でトライした時の思い出が有ります。
敵が私の足の動きで次の一手を読まれ、大敗した事があります。
素晴らしい相手(仲間)を得て、上達している事がいつもうれしく思っています。

子供達にも、基本の基本を学ばせたいと思います。



足の裏−3

 子供のころから身に付けたいのが着地です。
着地には、右足に、全体重が短時間に掛かります。ケガが伴います。
事実、久しぶりの剣道で、勢いから、「かかと」の骨にひびが入る事故が発生しています。
点で体重を受けない事が重要です。足の裏全体に体重を乗せる事が大事です。
単純な様ですが、以外と難しくぜひ学んで頂きたい。
 
 右足で剣道をする。との話を聞いた事がある人もいると思います。
以前に書きましたが、この右足の着地と剣の打突が一致する事が大事な事です。
この着地は、地面を軽く踏む気持ちが大事です。その結果、竹刀に体重が乗り、良い打突になるのです。
この踏んだ勢いが左足の引き付けと、右足の次の一歩へとつながります。

 *面を打った時の足*

@右足は、地面を軽く全足の裏で踏む。

A左足は、右足の左うしろに軽く着地

B右足は、更に@の勢いで前に進む。

CAと同様



入門「頭」−1

-剣道における「頭」-

○剣道の初期と熟練時とでは異なる説明が必要です。
<初期>
悪い例;頭のてっぺんが相手に見える。
    これは、指導者が頭を下げて、子供に打ち易くする時にやっていますネ。

良い例;顎を引いているが、頭のてっぺんが見えない。

この悪い例は、正しい姿勢で立っている場合でも、打ち込む時に下を見たりしています。
その結果、相手にとって実に打ち込みの簡単な相手となります。
また、下を見た分、相手にとって打ち込みの距離が短くなります。良いことずくしです。


<熟練期>
悪い例;打ち込む心が、頭を移動させしてしまう。
良い例;打ち込み時も、さほど変化がない。

この悪い例は、相手が打つとの予告をしてくれる事から、受ける側がその動きを封じる事が出来ます。

技名;出ばなこて,相手より早く面を打つ,抜き胴等
この様に多種の技で応じる事が出来ます。剣道にとって相手の動きを予知する事が大変大事です。

○他のスポーツ
大学駅伝がありました、アジア大会がありました。
この中の走る動作を見た人も多いと思います。
その人達の頭の位置(頭はみんな同じ場所にありますが)に気をつけて見てください。
上下運動の少ない事におどろきを感じませんか。

ここまでで、多くを感じた人は何人いましたでしょうか。
初歩の話ではありますが、熟練期の人でも結構むずかしいものです。




入門「頭」-2

 初心者の行動
頭の位置はどの様になっているでしょうか。

構えている時は、頭は基本の位置にあると思います。
では、いざ面を打つぞと、まず手を前にもっていきます。

手を前に出すと、頭が前に出ます。足が後からついて出ます。

その結果、頭は手以外の最先端部となり前のめりとなり移動しています。
また、頭のてっぺんが相手の見える位置(礼をした様な位置)となります。

相手にとっては、実に美味しい体型となり少し前に出て打てばOKとなります。

原因は、打つのに手がまず出てしまう事です。
いかに右足が前に出るかが重要です。

初心者は、打つ打つと考え、手を出します。
あなたは、いかがでしょうか、打つ(竹刀を振り上げ、振り下ろす時)体型で、最先端(手以外)部が頭で無いことを願っています。




入門「頭」−3

 頭の位置についての続きです。

面を下にして打つ人(頭−2)がいます。
面を上に向けて竹刀を振る人がいます。試合では、相手の竹刀が面金を打っています。
目的は、解りませんが面を打たれまいとしているのでしょうか?
あまり、美しいとは言えません。

では、頭の位置はどの様にしたら良いのでしょうか。
最初に書きました様に、走る事に優れた人達が腰の位置がズレナイ、頭が上下しない事が重要となります。


    「剣道では、どの様な体型が良いのか。」

1)目がどこを見ているかです。絶えず決まった位置を見ています。
  相手によって高さが異なりますので、注意が必要です。
  
  一般的には、目線としてやや上を見ると良いようです。(但し、あごは少し引いています)
  しかし、かってな事ですが、一点を見つめず相手の全体を見る必要があります。

  以前にも書きましたが、私の足さばきを見て、私の打って来るところを読まれていたと。
  即ち、相手は、私の足の動きも監察していた事になります。

2)ひざを少し曲げます。
  ひざは、少し曲げる事で上下運動を抑えます。

  先日指導した若い剣士は、ひざとつま先を伸ばしていました。
  これでは、左足で地べたを蹴る事も出来ず、伸びた体は沈むしかありません。
  体位の移動が難しくなります。
  一本の面を打てますが、二本目は難しくなります。
  (しかし、若い剣士は力強く打てる体力がある様です)

頭の位置が上下する人、前後する人は一度1)2)でトライして見て下さい。



 

以下、次号へと続きます。お楽しみに。


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